現在 私は京都の芸術大学で学んでいます。
(といっても オンラインで受講できるので京都に住んでいなくても問題ナシ)
「和」について学べる 京都ならではというか他にはない めずらしいコースがあったのと着物が好きで和のことについて深掘りたいという気持ちからこの京都の大学への入学を決めたというわけです。
カリキュラムには能や歌舞伎 茶道や花道といった日本の伝統文化を継承していくためにはどうすればいいのか とか 文化の背景や歴史についても詳細に学んでいきます。
先日 スクーリングで和楽器について学びました。
伝統芸能を支える楽器である ”三味線” を作るのにどんな材料を使っているか知ってます?
なんと 愛玩動物 の皮を使うんですね。
「猫さらい」なんていうけど ワタシ それは都市伝説的な、もしくは昭和の初め頃まではそうだったといった類の話だと思っていたんです。
しかし 現在も使っているというのを知ってショーーーック&動揺。
動悸は激しくなり めまいとともに胃のあたりからこみあげてくるものが・・・。
(現在 皮は輸入品ですが世界のどこかでは獲られているということです…)
ワシントン条約で禁止されている象牙も和楽器については 取引が認められているっていうのも驚き。
伝統を守っていくことは重要なことだけど時代とともに柔軟に変化することも同じくらい重要なのではないかと。こんなこというと 演奏者や演者の方に非難を受けそうだけどレポートってのは 「自分はこう考える」ってのを道筋立てて論じるってことらしいので私は「変化の時が来ていると思う」と論じてみました。
もう10年以上前の話だけどモリッシーというイギリスのアーティストのライブがあって。
この人「食肉は殺人だ(Meat is Murder)」というメッセージを1985年から掲げている 筋金入りのベジタリアンなのですね。
もちろん 重々承知の上でグラジオラス揺らしながらライブ観てたら、なんと!!スクリーンに演出として屠殺場の作業シーンが。
あまりにも衝撃的すぎて その後しばらく私の食生活も変わりました。
今はお肉もお魚も食べますけど、この一件以降 「命をいただいている」という意識がはっきりと芽生えました。
「じゃあ 皮を使わせてもらってるって意識すれば猫皮使ったっていいじゃないか」という考えもありそうですね。
それぞれの主張があって 簡単に解決できないと思いますが象牙にいたっては あの日本を代表する大手商社 伊○忠商事が人工象牙を事業化するとのことで期待が高まります。
頑張れ!頭のいい人たち!!