公開:1985年12月7日
配給:ワーナー・ブラザーズ
小学校高学年で一瞬「映画期」が訪れた時の話をひとつ。
そのころは、「ロードショー」とか「スクリーン」とか映画雑誌の発売日を楽しみにしていた。
小学生のおこずかいで買うには結構高くて、それでも厳選して毎月どちらかの雑誌を買ってた。
その映画期に私を引きずり込んだ映画が「グーニーズ」です。
音楽はシンディローパー。
思えば洋楽に最初に触れたのがこれかもしれない。
豪華な出演者と12分を超える大作MVに当時のエンタメ界の華々しさと遊び心、そして潤沢な製作費を感じます。
プロレスは詳しくないけど当時のスターレスラー勢ぞろいって感じでしょうか。
唯一、最後のアンドレザジャイアントはわかりました。
キルト着用のレスラーが様になっているので調べたらスコットランド系カナダ人で、日常からキルトを着用していたそう。
着物もそうだけど、普段から着るって大事よね。
あと、出てくる車たちがみんなカッコイイ。
10:40あたりの赤い車は三菱のミラージュ。
アウトビアンキっぽさがあってかなり好き。
11:33あたりに登場するのは三菱スタリオンだと思う。
昔の車って、どうしてこんなに愛らしいのでしょうか。
ちゃんと「顔」があって、それに伴った「中身」もある。
小手先のデザインじゃない魅力がある。
それにくらべて近頃の車ときたら。(←老害)
某車種のマツコが言うところの“イカ星人テール”は・・・。
なぜあのデザインでGOになったのだろうかと見かけるたびに思っちゃう。注:個人の感想です
グーニーズのメンバーのひとり、データを演じるキー・ホイ・クァンが大好きだった。
写真集とか買っちゃって。
もちろんインディジョーンズも後追いで全部観た。
インディジョーンズも最高の映画だよなー。
そして去年キー君は『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞助演男優賞を獲得。
アジアヘイトなど辛い経験を乗り越えて50代で再び花開いたこと、とてもうれしい。
チャンク役のローレンス・コーエンは弁護士になってキー君の契約をサポートしたそう。
現実にもふたりが親友なんてうれしい驚き。
そして0:35に登場するのハリソン・フォードが発表するオスカーは・・・
ところでチューブ型のウォータースライダーを設計した人は完全にグーニーズ観てるでしょ。
あのシーン、たまらなく子ども心を刺激したわー。
宝石ざっくざっくのシーンも。
まるでピンポンパンのおもちゃの木の如く憧れのシチュエーション。
グーニーズは映像が全体的にちょっと暗めのトーンでその質感が大人にも人気がある秘訣な気がする。
地上げが決まってしんみりムードの海辺の街にただよう潮風と湿った空気をまとう感じが映画全体のトーンからにじみ出てる。
そして地下洞窟への怪しい冒険のはじまりも。
そんな雰囲気は50になった今観てもたまらない。
好みの問題でしょうが私は野沢雅子さんのマウスが好きです。
なかなかテレビで放送してくれないけどTBS版のグーニーズ吹替えをいつかテレビで放送してくれたらうれしいですね。