眠れなくて午前3時になっても起きていた日。
お酒でも飲みますかね、と一人真夜中のコンビニへ。
思えばこんな真夜中に外に出たのは久しぶり。
20代の頃は遊んで帰宅するのがこのくらいの時間だった。
夜がこんなにも静かなことを、あの頃は少しも気にしてなかった。
空気と匂いは一瞬にして記憶を蘇させる。
愛車のビートルに積んだCDプレイヤーでこの曲を聴きながら帰る午前3時がフラッシュバック。
真夜中に聴く音楽は特別なものでありたい。
小手先で選曲してはもったいない。
久しぶりの午前3時の空気にそんな風に思うなんて、年を取るといいこともあるものだ。
テンポも歌詞も歌声も、なにもかもが真夜中にうってつけ。
天才ぶりが こころに沁みるよ 岡村ちゃん。
なんでも真夜中というのは、電力の消費量が落ちるために電圧が正常値になり、
ノイズも減ってオーディオの音が良くなるのだとか。
物理的に音が良くなるっていうのもあるかもだけど
静寂という環境が一番作用しているようにも思う。
最近は「ギターソロはいらない」とか言われているらしいけど
このアウトロがわからん人とは話が合わん。
《真夜中に聴きたいプレイリスト9曲》
- 詩人の血「ORION」
- 岡村靖幸「真夜中のサイクリング」
- 椎名林檎「旬」
- ORIGINAL LOVE「ORANGE MECHANIC SUICIDE」
- RUFUS WAINWRIGHT「Poses」
- 細野晴臣「ローズマリー、ティートゥリー」
- Judee Sill「The kiss」
- Grapevine「SEX」
- 岡村和義「サメと人魚」
あの頃、真夜中に車を走らせながらとにかくたくさんの音楽を聴いた。
ビートルは故障もせずいい相棒だった。
今も誰かに愛され元気にしているだろうか。
oasisとstone rosesのステッカーを貼っているところに90年代初頭を感じる。
《真夜中のドライブソング編》
玉置さんの声も真夜中味がある。
このアルバムまるっと一枚、真夜中に聴きながらドライブしたい。